御代田町について
御代田町(長野県)
主要産業:高原野菜(主にレタス)、
製造業(精密工業など)、他
人口:15,140人(H21年4月1日現在)
面積:58.78k㎡
役場の標高:838.15m
URL:http://www.town.miyota.nagano.jp/
町花:ヤマユリ
町木:イチイ
御代田町役場:〒389-0292
長野県北佐久郡御代田町大字御代田2464-2 TEL 0267-32-3111
■ 御代田町民憲章
わたしたちは、雄大な浅間山にいだかれた、水清く、緑豊かな高原の町、御代田の町民です。わたしたちは、この恵まれた環境の中で、先人の心を受けつぎ、町民としての誇りと責任をもって、人間性豊かな、明るい活力のある町をつくるために、ここに御代田町民憲章を定めます。
一、緑あふれる自然を大切にし、美しい環境の町をつくります。
一、教養を高め、かおり高い文化の町をつくります。
一、働くことに、誇りと喜びをもち、伸びゆく産業の町をつくります。
一、思いやりの輪をひろげ、心のふれあう、あたたかな町をつくります。
一、からだをきたえ、生き生きとした、明るい町をつくります。
【沿革】
■ 原始・古代
御代田町に最初に人が住み始めたのは、浅間山の大噴火が静まった今からおよそ1万2千年前ごろのことで、縄文時代の初めにあたります。
縄文時代の1万年間は、浅間が穏やかな時期だったようで、人々は山麓の豊かな自然を享受し、たくさんのムラがつくられました。およそ5000年前の縄文時代の中ごろ、人々は塩野の川原田遺跡や豊昇の宮平遺跡に大きなムラを構えました。川原田遺跡からは、国重要文化財となった「焼町(やけまち)土器」が発見され、御代田に住んだ先人の創造性の高さを物語っています。
縄文時代につづき、弥生時代、古墳時代にも人々はこの地に住みました。つづく奈良時代・平安時代には、この地に朝廷直営の牧場である御牧「塩野牧」が置かれ、官道「東山道」が通るなど佐久地方の中枢部として賑わいました。しかし、天仁元年(1108)の浅間山の大噴火によって人々の暮らしは一時的に大打撃を受けたものとみられます。
■ 中世
室町時代には佐久平に拠点をおいた大井氏が全盛を迎え、この地域も大井氏の傘下にあったと考えられます。応仁の乱(1467~1477)以降は、御代田をはじめとする佐久地方には多くの小領主が割拠しました。小田井城にいた小田井又六郎もその一人でしたが、武田信玄により滅ぼされました。
■ 近世
御代田町域は、江戸時代当初は小諸藩領でした。天和2年(1682)小田井が幕府領になり、元禄16年(1703)には岩村田藩領に、伍賀は元禄14年(1701)に幕府領へと変わりました。
五街道が整備されると、御代田町には中山道の小田井宿が置かれ、本陣・脇本陣・問屋などが設けられました。小田井宿は、女性がよく利用したことから「姫の宿」と愛称されました。いっぽう北国街道では、追分と小諸宿の間が距離がありすぎて、通行に支障をきたすことから、元和6年(1620)に馬瀬口村が開かれたといわれます。天明3年(1783)、想像を絶する浅間山の大噴火がありましたが、人々は屈することなくたくましく行き抜いたことが古文書に記されています。
■ 近・現代
天保時代、御代田町域には十数村がありました。明治8年(1875)の合併により、御代田村・豊昇村・新治村(その後分村)が発足し7村となりました。
明治22年(1889)の町村制施行では、馬瀬口・塩野が合併した「小沼村」、草越・茂沢・豊昇・広戸・面替が合併した「伍賀村」、「御代田村」の3村となりました。
昭和31年に、小沼・伍賀・御代田村が合併し、新生御代田町が発足しました。
昭和30年代からは別荘地開発が進み、工場誘致も進められました。御代田町の産業は、高原野菜生産を中心とした農業をはじめ精密工業などバランスがとれ、また居住地としても最適なことから、年々人口も増加し、今日の御代田町の発展へとつながっています。
御代田町の歩み(年表)(御代田町役場)
【地勢】
御代田町は、標高838.15m、東経138度30分42秒、北緯36度19分5秒(町役場位置)の位置にあり、日本屈指の活火山である浅間山(標高2,568m)の南麓に広がる地域にあります。大気は澄み渡り、気候は内陸の高原地帯にあるため年間を通じて冷涼であるが寒暖の差は大きいです。降水量は年間1,200㎜前後と少なく、風は季節ごとに趣を変え、四季をつうじて自然が織りなす折々の変化に出会えることができます。
長野県の東の玄関口にあたり、東は軽井沢町に、西は小諸市に、南は佐久市に、北は群馬県嬬恋村の2市1町1村に接しています。
長野新幹線や上信越自動車道など、近年では首都圏とのアクセス環境も整い、利便性と自然環境面に恵まれた暮らしやすい、自然豊かな高原の町です。
御代田町の自然環境(地形、動植物、地形)(御代田町役場)
【龍神まつり について】
町民総参加のおまつりとして成長を遂げた龍神まつりは、今では御代田の夏を代表する一大イベントとなっています。古刹真楽寺に伝わる「甲賀三郎伝説」をモチーフにしたまつりで、メインとなるのは、全長45メートルの龍神「甲賀三郎」が、龍神太鼓や爆竹の音が響き渡るなか、勇壮に舞う「龍神の舞」です。
「甲賀三郎」は、その大きさでおそらく日本一の龍だといわれ、胴回りが最大3.3メートル、担ぎ手が50人必要となります。また、全長21メートルで女性が担ぐ「舞姫」、子どもたちが担ぐ「雪窓丸」と「龍神丸」があり、4頭が共演するステージは圧巻です。
過去、平成10年に開催された長野オリンピック冬季大会のユースキャンプや、同年開催の長野パラリンピック冬季競技大会の閉会式などへ「甲賀三郎」が出演し、世界にその姿が放映されました。
【みどころ、イベント】
- 浅間山
- 龍神まつり
- 草越の寒の水
- 小田井宿まつり
- 小田井の道祖神まつり
※ 御代田町のお祭り、行事(御代田町役場)
【ミュージアム・博物館】
【旧街道、古刹】
【文化財】
区分 | 種別 | 指定年月日 | 名称及び員数 | 所在地及び出土地 | 所有者等 |
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■ 国指定(1件) | |||||
1 | 考古資料 | 平成11年6月7日 | 長野県川原田遺跡 出土品一括 |
御代田町塩野 | 御代田町 |
■ 県指定(4件) | |||||
1 | 史跡 | 昭和39年8月20日 (1964) |
御代田町の一里塚 (江戸時代) |
御代田町大字御代田字一里塚2489のロほか | 御代田町 |
2 | 天然記念物 | 昭和47年3月21日 (1972) |
御代田のヒカリゴケ | 御代田町 字坪ノ内2834の5 |
尾台茂美 |
3 | 天然記念物 | 昭和50年2月24日 (1975) |
ベニヒカゲ、ミヤマシロチョウ(高山蝶) | 浅間山麓 | |
4 | 無形民俗文化財 | 平成元年7月24日 (1989) |
草越の寒の水 | 御代田町草越 | 草越区 |
■ 町指定(37件) | |||||
1 | 有形文化財 | 昭和41年4月1日 (1966) |
真楽寺仁王門 1棟 | 御代田町塩野 | 真楽寺 |
2 | 有形文化財 | 真楽寺三重塔 1棟 | 御代田町塩野 | 真楽寺 | |
3 | 史跡 | 昭和42年4月1日 (1967) |
小田井城址 | 御代田町御代田 | 代表 高橋長治 |
4 | 史跡 | 宮平遺跡 | 御代田町豊昇 | 大井篤義 他 | |
5 | 天然記念物 | 昭和43年10月21日 (1968) |
神代杉 | 御代田町塩野 | 真楽寺 |
6 | 天然記念物 | 真楽寺の寺叢 | 御代田町塩野 | 真楽寺 | |
7 | 天然記念物 | 普賢寺の二本杉 | 御代田町塩野 | 普賢寺 | |
8 | 天然記念物 | 宝珠院のアカマツ | 御代田町御代田 | 宝珠院 | |
9 | 有形文化財 | 昭和49年3月30日 (1974) |
真楽寺観音堂 1棟 | 御代田町塩野 | 真楽寺 |
10 | 史跡 | 馬瀬口の一里塚 2基 | 御代田町馬瀬口 | 小林茂 他 | |
11 | 史跡 | 明治天皇小休所及び御膳水 | 御代田町馬瀬口 | 高山薫 | |
12 | 天然記念物 | アサマシジミ(高山蝶) | 浅間山麓 | ||
13 | 天然記念物 | アサマモンキチョウ(高山蝶) | 浅間山麓 | ||
14 | 有形文化財 | 昭和51年4月1日 (1976) |
普賢寺大蔵経 | 御代田町塩野 | 普賢寺 |
15 | 史跡 | 馬瀬口下原古墳群 | 御代田町馬瀬口 | 山本元栄 | |
16 | 民俗資料 | 昭和53年6月1日 (1978) |
小田井の道祖神 | 御代田町御代田 | 上宿区 |
17 | 史跡 | 塩野山遺跡 | 御代田町塩野 | 農林省 | |
18 | 史跡 | 池尻縄文遺跡 | 御代田町御代田 | 大井忠太郎 | |
19 | 史跡 | 中山道小田井宿跡 | 御代田町御代田 | ||
20 | 天然記念物 | ミヤマトサミズキ | 御代田町塩野 | ||
21 | 天然記念物 | 平成元年11月24日 (1989) |
梨沢のイチイ | 御代田町豊昇 | 豊昇神社 |
22 | 有形文化財 | 野火付遺跡の埋葬馬 | 御代田町御代田 | 御代田町保管 | |
23 | 有形文化財 | 前田遺跡の初期須恵器 | 御代田町御代田 | 御代田町保管 | |
24 | 有形文化財 | 前田遺跡の円面硯 | 御代田町御代田 | 御代田町保管 | |
25 | 史跡 | 平成6年10月28日 (1994) |
細田塚古墳 | 御代田町塩野 | 重田育造 |
26 | 天然記念物 | 浅間山のアツモリソウ | 浅間山国有林 | ||
27 | 天然記念物 | 平成7年12月21日 (1995) |
宝珠院のシダレザクラ | 御代田町上宿 | 宝珠院 |
28 | 天然記念物 | 平成9年7月25日 (1997) |
梨沢のサワラ | 御代田町豊昇 | 豊昇区 |
29 | 天然記念物 | 久能のヤマボウシ | 御代田町豊昇 | 豊昇区 | |
30 | 史跡 | 平成10年12月18日 (1998) |
馬瀬口のめがね塚古墳群 | 御代田町馬瀬口 | 山本元栄 |
31 | 有形文化財 | めがね塚古墳群の直刀・馬具 | 御代田町馬瀬口 | 御代田町保管 | |
32 | 有形文化財 | 平成12年2月25日 (2000) |
塚田遺跡の尖底土器 | 御代田町塩野 塚田遺跡出土 |
御代田町保管 |
33 | 有形文化財 | 下弥堂遺跡の尖底土器 | 御代田町塩野 塚田遺跡出土 |
御代田町保管 | |
34 | 有形文化財 | 滝沢遺跡の縄文土器・耳型土製品・垂飾 | 御代田町塩野 塚田遺跡出土 |
御代田町保管 | |
35 | 天然記念物 | 平成13年3月27日 (2001) |
大池・天池の植物群落 | 御代田町向原 | 御代田町 |
36 | 天然記念物 | 長倉・諏訪神社の社叢 | 御代田町御代田 | 長倉神社氏子 | |
37 | 名勝 | 平成14年3月27日 (2002) |
天狗の露地 | 御代田町塩野浅間山 | 国有林 |
【特産品・名物】
レタス、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどの高原野菜、信州蕎麦、郷土食「おにかけうどん」
【土地の面積】
土地面積(平成21年) 田 2.47㎦ 5.8% 畑 7.55㎦ 12.8% 山林 32.06㎦ 5.1% その他 7.78㎦ 13.4% 宅地 4.94㎦ 8.4% 合計 58.78㎦ 100% ※引用:平成22年度御代田町の概要(御代田町役場)
| 浅間・吾妻の市町村TOP | 嬬恋村 | 草津町 | 長野原町 | 東吾妻町 |中之条町 |
| 高山村 | 軽井沢町 | 御代田町 | 小諸市 | 東御市 | 佐久市 | 上田市 |