野反湖プロジェクト(野反湖清掃活動)

当協会の理事2名が担当し行っている「野反湖プロジェクト」は、地球環境基金「釣り環境ビジョン」の助成を受けて実施しています。助成と言っても、自己負担率が20%なので、200万円の事業であれば40万円は支払わなくてはなりません。当協会は年会費を現在無料で運営しているので、協会は現金を全く持っておりません。自己負担は担当者の自腹なのであります。

野反湖水辺のゴミ拾い活動を数回行い、データを収集し数値化・DVD化し関係機関と共有し、今後の提案を行うことを予定しており、地元小学生との連携による総合環境教育事業も行ってきました。

しかし、どういう訳かトラブルになってしまいました。原因は、カヌー使用の許可を地主である東京電力と、中之条町役場にもらった上で実施したのですが、長年、野反湖と共に生活してきた地元の協議会がカヌー使用の自粛を要望してきたのです。当初は、状況をうまく呑み込めず、許可をもらったのでとりあえず実施したところ、地元協議会の総スカンを食らってしまいました。地元と共に生きてこそのエコツーリズムでこれはいけません。今回からは、カヌー使用をやめて、徒歩で野反湖を周回してゴミ拾いを行うことにしました。

なんでも、長年、野反湖ではカヌーもボートも一切、浮かべてこなかったそうで、どんなヤクザ風の怖い人が来てもみんなで守ってきたそうなのです。人工物が何も浮かんでいない、天空の湖・野反湖。なるほど、俗なものが浮かんでりゃあ、神秘さは無くなってしまいますね。そのお気持ち、ごもっともです。