出澤様の竹細工は根曲がり竹を使っていて、とても風合いよく味わいがあり、それでいて繊細な作品で人気です。付近の道の駅や、気の利いたお土産屋さんで販売されています。
伝説の「とうじ篭」を、ぜひ、群馬県ふるさと伝統工芸品の指定を受けらられた出澤様に、ぜひ、当協会の「ものづくり伝道師 吾妻・吾妻塾」で、ご指導いただきたい---
しかし、ダメでしたー =( ̄□ ̄;)⇒
とうじ篭は、篭を輪に取り付ける部分が難しく、素人では3時間では無理なのだそうです。一晩かけて考え、ご回答してくださいました。中途半端で終わらせていただいても構わないと言ったのですが、そこは職人気質。最後まで仕上がって持って帰ってもらわないと気がすまないそうです。流石です。カゴの柄の部分は、クマヤナギのようです。
ものづくり塾スケジュール案としては、午前9時から約3時間でとうじ篭づくり、午後から草津味とうじうどんを打って伸してたたんで切って、茹でて食べて17時に終了…と思ったのですが…
「この、別のカゴなら3時間でできるので、これでうどんを食べるってのは…?」とも仰られましたが、そこは私もエコツーリズムプロデューサーでございます。答えはノー。やはり、体験は本物でないと。
そんなことで、2013年度の「ものづくり伝道師 浅間・吾妻塾」では出澤様のとうじ篭は取り扱わないことにいたしました。理由は、設定準備した体験時間では足りなかったからです。無念であります。
もうひとつ残念なことは、この、午前中にとうじ篭づくり、午後からうどん打ち…というものを草津で成功例を作れたら、とても良い体験プログラムになるということです。私以外でも、情熱のある方がどっぷりとご自分で体験指導を受けてみて、その上で「やらせてください」とお願いしてみればやってくださると思います。そのチャンスもいただきましたが、なんと残念なことに私も時間を取れませんでした。
草津町在住の地元の方、ぜひ、私に変わってチャレンジしてみていただけませんか。このプランは本当にいいと思います。湯治のお客様用のプランとして、ぜひ。