アサギマルシェ@面替&アサギマダラ観察会

昆虫博士が見えたと思ったら、佐久市ハイウェイオアシスの昆虫体験学習館の金子順一郎さんでした。知っている人です。アサギマダラのことをいろいろと話してくださいました。

アサギマダラはこの辺りでは、摂氏22度を追うと出会える確率が高くなる。
南から渡ってきたアサギマダラは、この付近でイケマに卵を産み、この付近で死んでしまう。
当地のイケマは冬は枯れてしまうので、孵った成虫はここで卵を産むわけにはいかず、イケマの仲間である常緑のキジョラン(ガガイモ科)を求めて南に渡っていく。キジョランのある南限が、越冬においても南限の場所となる。
最長152日間、生きた記録がある。

マーキングした場所、日付、記入者の名前を書きます。
御代田町9月22日赤木道紘 → MIYOTA0922AMとなるわけです。

アサギマダラの翅には鱗粉が少なく、だからこそマジックで文字が書けます。蝶にとって鱗粉は、雨を弾いたり、空気抵抗を下げたりして飛びやすくする機能のほか、色を反射して異性にアピールしたり、敵の眼を欺いたり、日光を受けて体温を上げたりととても重要な意味を持っている…はずです。その鱗粉がなくても生きていけるということは、非常に頑丈な蝶だということです。

最後は、昆虫博士による他の昆虫解説がありました。キタテハ、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、ベニシジミなどの蝶も吸蜜しに来ていました。うーん、こういう形式で行う場合は、他の昆虫の事も詳しくならないといけないみたいですね。頑張らなきゃです。