長野原城址を探索

長野原城跡(別名箱岩城)
 町指定史跡 平成二年三月二十七日指定

長野原街並みの北側の尾根、東西約700メートルに細長く位置している。本丸、出丸、箱岩出丸、物見台、水の手からなり、それぞれ虎口、堀切り、腰曲輪等で守られている。箱岩出丸は、岸壁に囲まれ目立つため箱岩城の名が起こった。築城年月はあきらかではないが、戦国時代吾妻地方は武田方の真田氏と上杉方の斎藤氏の攻防が続いていた。永禄五年(1562)長野原城は真田氏が守っており、翌六年(1563)岩櫃城主の斎藤氏は長野原城攻略に動き、ここにお互いの攻防が続いたが、天正十年(1582)遺構どんな変遷を経たか全く不明で廃城の年月日も不詳である。
 長野原町教育委員会