東海大学×嬬恋村連携事業 「高地ウオーキング 嬬恋村を歩こう!」

嬬恋村と東海大学の連携事業「高地トレーニング 嬬恋村を歩こう」が実施され、当協会は嬬恋村の自然ガイドを担当させていただきました。今回は森林浴をしながら健康の指導ができる森林セラピスト(森林健康指導士)資格を持つ干川まゆみさんと私・赤木道紘がガイドさせていただきました。

初日の午後は野地平をご案内しました。

広々とした野地平。四阿山(2,354m)は約90万年前〜30万年前に活動した安山岩質溶岩による成層火山で、根子岳(2,207m)〜四阿山〜浦倉山(2,091m)〜奇妙山(1,629m)の有名な大カルデラ(直径約3km)は約30万年前の噴火によってつくられたとされています。なだらかな野地平の地形がどういう過程でつくられたのかはわかっていませんが、恐らくは水を通しにくいベロ状となった溶岩台地の上に火砕流などが堆積してより滑らかな地形にしたのだろうと考えています。

夕食前に、東海大学スポーツ医科学研究所長の寺尾保教授による講義『高地ウオーキングの有効性』がありました。通常は数時間の講義をして理解してもらう内容ですが、今回は要点のみ30分でお話くださいました。

夕食のあとは、ネイチャー赤木の『星空シアター&星空観察会』です。東海大学嬬恋研修センター様では、林間学校でお越しの小中学生様に星のお話をすることが多いのですが、今日は大人のお客様なので、大人向けのお話をさせていただきました。曇った空は晴れることなく、星空は期待できそうもなかったのでそのまま星空シアターを延長です。

二日目は残念ながら雨となってしまい、予定の源流の森と新コースは割愛。石樋までの往復コースとなりました。石樋手前のあずまやで、荒縄を靴に巻いていただきました。

この後、嬬恋郷土資料館、鎌原観音堂をご案内しました。うーん2日目は残念。嬬恋村のいいところ、もっとたくさんご案内したかったですねー。とっておきをいくつも用意していたのですが、台風には勝てませんでした…

そんなことで、東海大学×嬬恋村連携事業 「高地ウオーキング 嬬恋村を歩こう!」は無事に終了しました。このような企画の案内人をさせていただいて光栄でした。ご参加くださった東海大学関係の皆様、嬬恋村住民の方々、嬬恋村役場職員の方々、本当にありがとうございました。特に企画から渉外、準備、当日の世話など、久保様の献身的なお働きがあってこそ成功することができました。来年もまた、何卒宜しくお願いいたします。