龍ノ剣磨岩

吾妻渓谷断崖の底、吾妻川の川床にあるのが、龍ノ剣磨岩です。

「龍ノ剣磨岩」は、東吾妻町では「龍の髭」と呼ばれています。さらに甌穴(おうけつ)を「磨岩」と。であれば、やはり龍の爪を磨いた、と見るべきでしょう。

しかし、長野原町のガイドさんは龍ノ剣とは爪のことで、爪を川床で水流に対して横方向にひっかくようにして研いだために、角材を並べたような岩ができた…というイメージだそうです。

また、川床にある角材を並べたような岩脈をヤスリ代わりにして、八丁暗がりの断崖に合わせて前後に動かして剣を研ぐ…というイメージもあると思います。