かつて日本で最も短いトンネルだった樽沢トンネル。長さ7.2mです。今にも落ちてきそうな上部の岩は「ついたて岩」というそうです。

樽沢トンネル付近の岩壁には、弘化3年(1846)と元治元年(1864)に彫られた道路開削記念の磨崖碑があり、付近の住民や商人大勢の奉寄進の名前があったそうですが、鉄道工事で破壊され、谷に落ちてしまったと聞きます。私たちが気になるのはその古道の位置です。今の道路ではなくて、あのトンネル付近とは…