平五良観音の大杉(東吾妻町)

平五良観音の大杉(町天然記念物 昭和48.3.23 指定)

観音堂の庭にひときわ高くそびえる巨木で、東地区の名木十選の一つでもある。この杉は目通り約5m、高さ約30mを計り樹齢400年と言われ、町内の杉の中でもその大きさ、美しさからひときわ目立つ樹木であるといえる。

以前の大杉はその根元から2本に分かれ仲良く夫婦杉の様相を呈していたが、大正時代の落雷により1本の杉の根元が痛み、傾きかけて近隣の民家に危害が及ぶおそれがあったことから、残念ながらその一本は伐採されたという。残った1本は樹勢も盛んで枝振りも良く、現在の落雷の痕を少しずつ表皮がおおって成長している。