「おぼくそ」を洗う

日本で最高の品質とうたわれる岩島麻。江戸時代「上州北麻」と呼ばれ、その製品名である「吾妻錦」「黄金の一」など最上級麻の代名詞となっていたそうです。宮内庁・神社庁・日本民族工芸技術保存協会などに納められているそうです。

麻挽きという精麻作業をする際に、麻繊維以外の不要な植物体と共に、若干の麻繊維も剥ぎ取られます。この塊が「おぼくそ」です。
ほんの少しだけ、お分けいただくことができました。

海野会長が、「麻を栽培している家では、おぼくそを洗って麻繊維を取り出すのが、学校から帰ってきた子供たちの仕事だった。」と仰っていました。おぼくその洗い方はこれで良いのか、そして、取り出した麻繊維は一体何につかったのか…

麻は麻薬であるために、私が大々的にここに投稿し取り組むのは問題ですが、この捨てても良いはずのゴミ「おぼくそ」を再利用して何かを作っていた文化、自然と共生したエコなライフスタイルを復元することに取り組むのだったら悪くはないでしょう。

子供も大人も、“ものを大切にする心”“もったいない精神”に気づいたり、醸成したりすることはとても良いことです。何よりも私が私の心を醸成するためにやりたい。それに周囲を巻き込んでいくのです。

何ができますかね。楽しみです。