天明三年の浅間押しを生き抜いたご神木「かつらの木」

(看板より)天明三年の浅間押しを生き抜いたご神木 かつらの木


樹木名 カツラ 推定樹齢250年

 この鎌原神社の鎮守の森は、鎌原村の中心に位置し、小高い丘となっていましたが、天明3年(1783年)の浅間押しでは土石なだれをかぶりました。

 建物は全て流されましたが、このかつらの大きな木はなんとか生き残りました。しかし、
多くの大木が、永年の風雨に朽ちたり、昭和34年の伊勢湾台風などで倒れたりしました。それでも残った木が十数本、今なお生き続いています。
その内、このかつらの木を含め5本の木について、現代の専門的な調査で、天明3年以前からの年輪を重ねた樹木と診断されました。

鎌原区

このカツラは私も長生きしていると思っています。樹洞がミツバチの巣になったり、根株にマスタケらしきものが発生していたりと、もう長くはないでしょう。倒れるときに公民館側に倒れないことを祈るばかりです。