王城山の炮碌岩(ほうろくいわ)長野原町

一般的にほうろくというと、「焙烙」と変換されますが、ここでは別の字である「炮碌」という漢字を使っています。意味は同じだそうです。

いつ見てもこの焙烙岩は迫力がある、というか崩れてきそうで怖いです。実は丸岩も、このように大変剥がれやすい山なのだそうです。あの絶壁なのに、ロッククライミングのメッカになっていない理由がわかりました。

崩落した岩が欠けています。このような剥離するような欠け方をするのも安山岩の特徴で、これがうまく焙烙状の器のような形状になることがあり、それを王城山神社里宮で手水鉢として使っているのです。

しかしものすごい絶壁です。普通、こういう崩落しやすい岩の下は通れない場合が多いのですが、霊山・王城山では一味違います。奥宮に続く参道ですから行かなきゃ仕方がありません。