中之条町 鳥追い祭(午前の部のみ)

前から見に行きたかった、中之条町の鳥追い祭。今年は無理だと思っていましたが、午前中、ちょっとだけ体を空けれたので、サクッと様子を見てきました。

鳥追い祭は、田畑の作物を荒らす鳥や獣を追い払い、五穀(米・麦・あわ・きび・豆)やその他の作物の豊かな実り・町内厄除・家内安全を願って始められたとそうです。

中之条町の鳥追い祭の歴史は古く、慶長9年(1604年)に始まったと言われています。宝暦年間(1751〜1763)には、大庄屋の町田重兵衛が町を上下二町に分け、競争で太鼓を作らせたので、一層賑やかな祭礼となったそうですが、競争激化により祭りで相手の太鼓を破るなど、乱暴にもなってしまったそうです。

この時代に名物の大太鼓は新調され、大小の太鼓あわせて11個が昭和58年(1983年)群馬県指定重要有形民俗文化財に指定されています。直径1メートル以上もある大太鼓が大通りに並べられ、やがて街中を練り歩きます。

明治時代になると、商売繁盛の願いも加えられて、正月の伝統行事として行なわれるようになったそうです。