岩櫃山 鷹の巣岩陰遺跡

岩櫃山の山頂から 20 m ほど下にある鷹の巣岩陰には弥生時代の墓がありました。壺や甕などの土器 19 個が4群に分かれて出土しました。


土器の中からは人骨がみつかっています。弥生時代には再葬の風習がありました。いったん埋葬した遺体を掘り上げて骨を土器に入れて再び別のところへ葬ったのです。このような墓を「再葬墓」と呼んでいます。月夜野町の八束脛洞窟遺跡も再葬の遺跡と考えられています。

岩櫃山鷹の巣岩陰遺跡から出土した土器は、東京国立博物館と明治大学考古博物館に保管されています。