嬬恋村三原、県道59号線を上っていくと、ほどなくして左側に道があるT字路があります。左側にはかつての大商店『清水屋』がありましたが、その向かいにあるのが清浄法水(清水法水ともいう)があります。
嬬恋村の湯窪に来ていた弘法大師は、そこで夫婦薬師像を彫り、この三原に立ち寄って杖をついたら水が湧きました。そのまま門貝に行って杖を地面に刺したまま忘れてしまったらそれが大杉となり県指定の天然記念物の巨木になっています。
飲んでみると、ミネラルはたっぷり、それでいてしつこくないまろやかな味と舌触り。驚きの名水です。源頼朝が巻狩りの際に愛飲し馬場を設け、その後も家来に汲みに来させたとの伝説もうなずけます。