境内には集められてきた双体道祖神が置いてあります。中でも町内でも最も古いという、1706年に作られた双対道祖神は、お互いのお手てが○秘部分にのびています。かつて村の境界線にあり、村を悪霊から守っていた道祖神。そしてその村はずれは、男女の出会いの場でもありました。隣村の意中の君。祭りで高揚した情熱的な男女。1706年に作られたこの道祖神を見ると、かつては集落を守るために、若者たちに子供を作らせようと、社会として婚活を認め推奨されていたような気がします。

もし今こういうものを作ったら、モンスターペアレントが出てきてPTAやら教育委員会やらで大変なことに!? …近代社会で育った私たちにはたどり着けない、おおらかさが昔はあったのかもしれませんね。