箱島湧水、箱島不動堂の大杉(東吾妻町天然記念物)

小さいながらも立派な滝。なんとこれが箱島湧水です。湧出量は1日約3万トンだそうです。隣にはあずまやもあります。ここで湧水コーヒーなんてどうでしょうか。

隣接して箱島不動堂があります。箱島不動尊は、子どものやけど、虫よけに御利益があるそうです。

箱島不動堂境内にある大杉は、5.30 メートル、高さ 23 メートル、樹齢は約 400 年で東吾妻町の天然記念物になっています。下から見るより上から見た方が見事です。

箱島不動尊 湧水の怪


この不動堂の歴史は古く、文治四年(1188年)に創建されました。この不動尊の根元から滝を形成する程の水量を誇る「湧水」があります。この湧水には昔から伝わる不思議な伝説が伝えられています。その伝説とは…

昔、原町の善導寺に第二世「円光上人」という人物がいました。そこへ怨敵に追われた木部宮内少輔の「北の方」(円光上人の母)が突然訪れ、よもやま話をしていましたが円光は母が追われている身とは知らず、翌日何気なく別れを告げたが、それが最後の別れとなり、「北の方」は『息子に会えてもう思い残すことはない』と榛名湖へ向かい、侍女とともに入水して果ててしまいました。その後、榛名湖には大蛇が棲むという話が取り沙汰され、大蛇は「北の方」の化身だと思われていました。そこで、供養のために、「北の方」の位牌を榛名湖へ沈めたところ、その位牌がここ箱島の湧水から出てきたそうです。 この位牌は、今もなお箱島不動堂に納められています。