八ッ場ダムで沈むエリアです。上原湯から不動の滝へ行く道の左に、集会所のようなものがあり、脇に史蹟が置いてあります。

この道祖神は長野原町教委発行の『長野原町の道祖神』(1985年刊)によれば、宝暦6(1756)年のものだそうです。肩に回した手の指がいい感じですね。女性は困っているような、恥らっているような、微笑んでいるような、微妙な表情です。二人の仲は、良さそうですね。

二社の石祠は何を祀ってあるのかわかりませんが、下の方には「男女子供之守神三」と彫ってあります。昔は、夫婦仲良くして、子供をせっせと作ることを推奨していたのですね。