久森峠越えむかし道の石碑(長野原町)

国指定天然記念物・臥竜岩岩脈の頂上すぐ横に、実は古道・久森峠越えむかし道があります。

蓮の花、阿弥陀三尊の梵字、助力村六十余の彫字が見えます。久森峠は東吾妻町応永寺の僧侶・野口円心が1700年代後半に道陸神峠−久森峠の開削に喜捨し、また1846年と1864年には付近の村民を中心にして民衆により大開削がなされた…そうです。この板碑は浦野さんが専門家に問合せ調べたところ、開削の記念碑ではなく、峠を越える人の安全を願う供養塔である可能性が高いそうです。