甲波宿禰神社(東吾妻町)とケヤキ御神木

甲波宿禰(かわすくね)神社は西暦 785 年に創建(勧請)され、中世では白井城主長尾氏の崇敬も厚かったらしく、相当に由緒正しい、古い神社です。拝殿木鼻の唐獅子の彫刻、側障子の彫刻等が東吾妻町の重要文化財になっています。

この神社のケヤキ御神木を見に来たのですが、他にも、コナラの巨木があるという看板がありました。しかし、境内には一本も見ることができません。どうやら境内にあったこの丸太と大きな穴から、銘木コナラは倒れてしまったのでしょう。社寺に倒れ破壊しないでくれてまあ助かった、というところでしょう。

甲波宿祢神社の彫刻・神輿(町重要文化財 昭和48.3.23指定)


甲波宿祢神社の創建は古く、延歴4年(785)といわれている。
拝殿の木鼻の唐獅子の彫刻は、ケヤキの木地を生かした優れものである。
側障子の彫刻は、一枚ケヤキに彫刻を施したものである。
神輿は、安永4年(1775)の作で、秋の祭典にかつがれる。