大宮巖皷神社の太々神楽

東吾妻町原町の大宮巖皷神社は、原町の中でも在下(ざいしも)地区にあり、神楽は在下在住の方々による保存会で継承されています。本来、小池家の祖先も在下だったのですが、お祖父さん(小池彌八)の代に上之町に出て家具屋を始めたのだそうです。小池家のお祖父さんのお祖父さん(小池源八)は、神社に永年奉仕し、廃れてしまっていた神楽を率先して改善復興したそうで、その孫の小池鳥一郎さん(彌八さんの長兄)は貫前神社へ習いに行ったのだそうです。

最後の舞は「岩戸の舞」。これは、日本神話の「天岩戸隠れ伝説」のお話です。天宇受売命が下がってからは、勇壮な手力男神が舞います。勇猛な舞です。さすがは、力士の神、手力男神の舞です。

鳴りものの調子が急に変わり、手力男神が一斉に餅を投げます。私たちも5個ゲット!

最後に手力男神は神様に拝礼し、舞台を下がります。この下がる時も勇壮な感じで下がっていきました。すごすごでなくて堂々と。芸が細かいです。

大宮巖鼓神社の神楽は、旧神楽殿が文政四年(1821)に建てられたものという伝承が残っているそうで、それからだとしても約二百年は歴史があります。

大宮巖皷神社の太々神楽は、神様が降りてくる感覚が、確かにありました。この素晴らしい、大宮巖鼓神社の神楽の保存継承に何らかの形で協力したいです。エコツアーとして人々を連れてくるのが迷惑じゃないのだったら、ぜひ取り組ませてほしい。数人の地元の方が見ているだけの舞では、ありません。